スマホが普及する前は、誰もがモバイルバッテリーを持っている状況というのは想像もできませんでした。
しかし現在のスマホはガラケー時代と比べると消費電力も多くなり、一日持たないものも数多くあります。
そんなスマホも現在では電子決済、ナビ、検索など身の回りのあらゆる不便を解決するツールになりましたが、バッテリーが切れた瞬間からあらゆる不便が降り掛かってきます。
モバイルバッテリーは現代の必須アイテムです!
容量とスマホの充電回数の関係
最近では、家電量販店だけではなくコンビニ、スーパーなどあらゆる場所で販売されていますね。
どのパッケージにも大容量!!などと書かれてあり、実際利用してみたら全然容量が足りなかったなんていうこともあると思います。
そこで、容量を見る際に現在参考になる数値は、○○○○mAh(ミリアンペアアワー)という数値を見ると思います。
この数値が大きいほどスマホもたくさん充電できるということになります。
正しくは、Wh(ワットアワー)を確認しましょう
mAh(ミリアンペアアワー)は容量を確認するときの指標になることは確かです。しかしこのmAh(ミリアンペアアワー)というのはあくまで目安にしましょう。
このmAh(ミリアンペアアワー)というのはスマホや、モバイルバッテリー自体の電圧によって本当の容量が変動します。
例えば、充電式単3電池
単3電池は、基本的には1.5ボルトです。そしてmAh(ミリアンペアアワー)にしては、エネループの場合1,900mAh(ミリアンペアアワー)となっており、1、2本でスマホ1回分充電できるの!?と勘違いされがち。
しかし、実際は、1.5V×1900mAh(ミリアンペアアワー)=2,850mWh(ミリワットアワー)となります。
Wh(ワットアワー)換算では2.85Wh(ワットアワー)となります。※実際は、電圧ロスや消耗によりもっと少ない
そして最新スマホiPhone11Proの場合は15.04Wh(ワットアワー)なので、電池1本では、18%ほどしか充電できないということになります。
iPhone11Proのバッテリー容量は表示上では3,969mAh(ミリアンペアアワー)なのでエネループ電池2本で充電できると思いきや、実際は、5本~6本はないと理論上は充電できないということになります。
実際にバッテリーの容量を確認する場合は、現在利用している端末のWh(ワットアワー)の数値とモバイルバッテリーのWh(ワットアワー)の数値を割ることで何回分の充電ができるかがおおよそわかります。
モバイルバッテリーの選ぶ基準
モバイルバッテリーを選ぶとき、皆さんは何を重視するでしょうか。
- 携帯性
- 容量
- 対応機種
- 安全性
携帯性で選ぶ
携帯性のあるモバイルバッテリーをお考えの場合は、まずモバイルバッテリーの容量とのバランスを考える必要があります。
人気のあるサイズは5,000mAh(ミリアンペアアワー)~10,000mAh(ミリアンペアアワー)が人気です。
この容量は、充電容量と携帯性のバランスが非常に高く5,000mAh(ミリアンペアアワー)のモバイルバッテリーの場合iphone11Proであれば1回満充電ができるサイズです。
そして本体サイズも小さいため、カバンの容量をほとんど圧迫しないうえに、1泊ほどの旅行なら問題ありません。
バッテリーを選ぶ際は、Wh(ワットアワー)換算で選ぶと確実
容量で選ぶ
容量で選ぶ際、注意してほしいことが、当然バッテリーが巨大化することです。
普段リュックを使わずカバンが小さい方にとっては巨大バッテリーを持ち歩くことは物理的に不可能なので注意が必要です。
イメージのような小さいおしゃれバッグに入れると、おしゃれなバッグがバッテリー専用バッグに成り下がってしまうので、文字通りの”大容量バッテリー”を選ぶ方は、普段リュックや大きめのカバンを利用している方がオススメ。
大容量バッテリーでは20,000mAh(ミリアンペアアワー)以上のバッテリーがありますが、大容量のスマホですらも3~4回充電できるサイズです。
ここまでのサイズになると、2,3日充電を忘れても全然問題ないサイズなので、充電をよく忘れる方にもオススメな外付けバッテリ-です。
このあたりのサイズは、スマホだけではなくモバイルノートパソコンの充電にも向くサイズになってきます。
しかしどんなに大きい容量が大きいバッテリーでもパワーデリバリー(PD)に対応していないと電圧の高いパソコンの利用はもちろん、最近主流になりつつある急速充電もできないので注意が必要です。
対応機種で選ぶ
対応機種と言っても、スマホの場合ほとんどのモバイルバッテリーに対応しています。
しかし最近のスマホには、急速充電に対応している機種も多いですが、モバイルバッテリーも急速充電に対応していないと当然急速充電はできません。
この急速充電機能の事をパワーデリバリー(PD)といいますが、iPhoneの場合iPhone8以降に発売されたものであればパワーデリバリー(PD)に対応しています。
パワーデリバリー(PD)は何かと便利
筆者のとある朝のルーティン
- 7:00 起床 LINEやINSTA各種SNSのチェック(残り10%しか充電残量がないと気づく)
- 7:20 パワーデリバリー(PD充電開始)
- 7:25 洗顔、歯磨き
- 7:30 朝食 シリアルとコーヒーを準備
- 7:40 スマホ充電中 YOUTBEでBGMを流しながらプログラミング学習
- 8:40 トイレでスマホタイム (スマホバッテリー残量85%)
- 8:50 出勤
朝起きてから充電を開始して1時間で85%も充電できていました。途中でYOUTUBEを再生していたにもかかわらずこのスピード。
iphoneは過充電を防止する機能があり、80~90%くらいから充電速度が低下する仕組みになっているので80%までは驚くべき速さで充電されているということです。
特に外出先でモバイルバッテリーを使うのであれば、早く充電を完了させたいと思いますが、パワーデリバリー(PD)対応のモバイルバッテリーを使うことですぐに充電を完了させることができます。
安全性で選ぶ
大手ECサイトのほとんどは、安全性がないモバイルバッテリーの販売を認めていません。
基本的にはPSEマークが付いているものしか販売できないECサイトが増えてきました。
というのも、モバイルバッテリーは基本的には発火したり爆発する可能性をはらんでいる危険な物体です。
バッテリー、ここでいうリチウム電池は、空気に触れると発火する危険な物質ですがモバイルバッテリー内に入っているチップで電圧などが制御されており簡単には爆発したり発火することがないように管理されています。
しかしこの管理基準を満たしていないモバイルバッテリーが販売されていたらどうでしょうか?
過去にギャラクシーノート7というスマホが爆発したという報道があり、空港への持ち込みを禁止された事例があります。
サムスン電子社における安全対策が講じられるまでの当面の間、「ギャラクシーノート7」の航空機への持ち込みに関して、以下の事項を旅客に対し周知するよう、本邦航空会社あて要請しましたのでお知らせします。
国土交通省
スマホにも当然バッテリーが入っており、スマホに入っているバッテリーはリチウム電池と言われる電池が入っています。
そして、安全なバッテリーかどうかを見分けるには、PSEマークがついているモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。
各販売店も気をつけているはずですが、うっかり販売したモバイルバッテリーが爆発…
自分の安全は自分で守る必要があります。
まとめ
日常生活ではもう手放せないバッテリー。
安全に、そしてより快適に選ぶための情報をまとめさせていただきました。日常的にバッテリーを持ち歩かない方は、いざ災害や交通トラブルで帰宅難民になった際になかなかつらいものがあります。
そんなときに備えてモバイルバッテリーを持ち歩きましょう。
ただ、災害…防災バッグに入れておく場合はこまめな充電が必要なので煩わしいと感じる方は、ソーラーチャージャーや電池式という選択肢もあるので是非検討してみましょう。
下記画像リンクからも閲覧できます。
家電量販店でもよく見かけるガジェット系サプライを多く扱っている株式会社エアージェイ。こちらのメーカーが過去にないモバイルソーラー充電器を開発しました。
これは使えるぞ!とGUARDでも取り扱いはじめました。
ワット数が大きいほど安定した充電が期待できます。モバイルバッテリーと携帯電話を同時充電したいというような場合は14ワットモデルか、24ワットモデルがおすすめです。