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オープンウォータースイミング

【ゴーグルの種類を知る】泳ぎやすさを左右します。シュチエーションに合わせたゴーグルの選び方

森本
森本
皆さんは何本のゴーグルをお持ちですか?

オープンウォータースイミングの上級者や経験者は天候によってゴーグルを使い分けていると現役のライフセーバーの方に聞きました。

ゴーグルってどれも同じだと思っていたのですが、ゴーグルには種類があり、晴れの日はミラーのように反射したゴーグルを着用したり、曇りの日はクリアタイプのゴーグルを着用したりとそのさまが、まるでコレクターのようだと思いました。

今回はゴーグルの種類についてお話しようかと思います。

レンズのカラー

まず大まかにゴーグルの種類をご紹介したいと思います。

  1. スモーク系
  2. ミラー系
  3. クリアカラー系
  4. ブルー、パープル系
  5. オレンジ、イエロー系

天候、室内、室外などの条件によってゴーグルを使い分けることが快適に遊泳するためには必要です。

5種類、、、細かく分類するともっと分類は分けられると思いますが、私の思うところで分類を分けてみました。

1.スモーク系

基本的に眩しい状況での利用に最適と言われています。

スモーク系と同様に快晴の海で泳ぐ場合や室内照明が眩しいと感じる状況で活躍してくれます。

2.ミラー系

”眩しい” という悩みを解決してくれるレンズであるのは間違いないですが、

スモーク系と違い、外から目が見えないという違いがあります。

自分の視線を見られたくないシャイな方にはミラーレンズが最適かもしれませんね。

3.クリアカラー系

視界が良いクリアカラーです。初心者やジュニアではクリアカラーが実際の見え方と変わらないので愛用される傾向にあるようです。

ただオープンウォータースイミングで利用する場合は快晴の日では眩しいと感じてしまう可能性があります。利用する状況はあくまでも室内や、オープンウォータースイミング大会では、曇りの時に着用するのが無難かもしれません。

4.ブルー系

ブルー、パープル系のレンズは、室内利用というよりは屋外向けのレンズです。眩しいと感じる帯域の光を通さないタイプなので、オープンウォータースイミングで利用しやすいレンズです。

5.オレンジ、イエロー系

オレンジ、イエロー系のレンズは、薄暗い状況でも視界が悪くなりづらいタイプです。室内での利用や、オープンウォータースイミングでは、曇りの日に利用しやすいレンズです。

レンズの加工方法

度付き加工

文字通り度入りのレンズです。少し視力が悪いくらいであれば通常のレンズでもいいかと思いますが、オープンウォータースイミングでは、何十人、何百人と一緒に泳いだり、チェックポイントのブイを目指して泳ぐことになります。

ブイが見えない視力であれば、度付きレンズを選ぶ必要があります。

UVカット加工

UVカットモデルは、屋外での利用ではほしい機能です。

長時間紫外線を浴び続けることになるオープンウォータースイミングでは、肌だけではなく目にも強い紫外線を浴びることになります。

紫外線を目に浴び続けると、紫外線角膜炎や、白内障の原因になります。

水からの光の反射がある分、通常の外出時の紫外線被曝量より多くなることをわすれてはいけません。

曇り止め加工

長時間泳いでると、ゴーグルが曇ることがありませんか?曇ってくると、どんなにクリアなレンズを利用していても視界が悪くなりますし、曇るたびに外すのでは練習になりませんよね。

そんな方に向けて、曇り止め加工がされたゴーグルがあります。しかもこの曇り止めコーティングも日々進化しており曇り止めの効果が薄れてきても擦ると曇り止め効果が回復するものもあります。

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ゴーグルフレームの種類

レンズの種類についてご紹介しましたが、フレームについてもまとめてみました。

  1. クッション有りタイプ(一体型)
  2. クッション無しタイプ
  3. フィットネスゴーグル

1.クッション有りタイプ(一体型)

クッション有りタイプです。下記のクッション無しタイプと違い、水の抵抗があるため、競泳向きではありません。

しかし日頃の練習で常にノンクッションタイプを利用するのは目の負担を考えると難しく、競泳であっても日頃の練習、オープンウォータースイミングであれば自然の海や湖の過酷な環境での遊泳になるのでクッション有りタイプがいいのではないかと思います。

またクッションにはフィット感やズレにくくするためにも必要なものです。

オープンウォータースイミングでは何十人も同じゾーンで泳ぐことがあります。腕や足が顔に当たるということも日常茶飯事なので、クッション付きゴーグルを着用することでそのリスクを減らすことができるのではないでしょうか。

2.クッション無しタイプ

クッション無しタイプは、クッション有りタイプと違い文字通りレンズの縁にクッションが付いておりません。

クッションを付けないことでよりスリムに設計されており、凹凸が最小限に抑えられます。

水の抵抗が減り0.01秒を争う競泳では、クッション無しタイプで試合に挑むというのが定番のようですね。

3.フィットネスゴーグル

レンズがより大きめに設計されています。そのため視界を広く取ることができます。またクッションも長時間の着用で疲れづらい形状となっています。

初心者の方に特に人気なゴーグルです。

重要:調整できるものを選ぶ

フレームにも種類がありますが、どの種類が好みなのかは、色々試してみないとわかりませんね。

しかし、フレームを選ぶ上で大切なのは、顔の形状に合っているかです。

左右のレンズを連結する部品を ”鼻ベルト” といいますが、メーカーによっては、サイズ調整が可能な鼻ベルトが付属しているものもあります。

左右の目の間隔には個人差がありますので、 鼻ベルトがついていないと調整が出来ず、水が浸水しやすかったり、すぐに曇ってしまう可能性があります。

3,000円以下でも、鼻ベルトがついているモデルもあるので快適性を確保するためには、鼻ベルト付きをご検討ください。

VIEW fina承認 スイミングゴーグル
2020/06/05現在
販売価格: 2,530円(税込)

またストラップも写真の様な、上下に分かれているタイプのものであれば、頭の形状も加味し装着できるのでおすすめです。

まとめ

ゴーグルと言っても様々なタイプがあるということをまとめてみました。

大まかにレンズの種類とフレームの種類があり、レンズに関しては泳ぐ環境で使い分け、フレームの種類については鼻ベルトがあるモデルを優先的に選び顔にピッタリ合うモデルを探しましょう。

オープンウォータースイミングでは、長時間泳ぐことが想定されます。タイムだけを重視したもので揃えてしまうと結果的に完泳することが難しくなるかもしれません。

ゴーグルと、水着どれをとっても自分の身体や顔に合うもの、つけ心地がいいものを選んでいきましょう。

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参考文献

ミズノ:ゴーグルの種類

mybest:水泳ゴーグルおすすめ情報サービス

swans:PRODUCT LIST

メガネスーパー:眼のUV対策、忘れていませんか?

SPOSHIRU