SNSを始めネットワークの普及によりよりスピーディーに世の中ので事件、事故、災害などの情報が手に入るようになりましたね。
皆さんは日々災害対策はしていますか?
災害対策に必要な情報や、アイテムのお話をしていきます。
そして、今回GUARDメンバーが日頃行っている災害対策についてインタビューしました。記事中盤でご紹介しておりますで、ぜひご覧ください。
災害時の行動をあらかじめ決めておく
まず、対策しておくべきことは災害時にどうするのかを家族間で決めておくことです。
なぜなら被災直後はネットサービスのサーバーがパンクし、連絡を取ることができなくなる可能性があるからです。
みんな考えることは一緒で家族や友人に無事の確認を取ると思います。そしてそのツールとして代表的なものはLINE(ライン)だったりメールだったり、はたまた電話。
多くの回線は集中してしまい、連絡がつかない、あるいはメールやLINEを送信したとしても、数時間の時差の後メールが送信されていることもあります。
そのような状況になった時、あらかじめ被災時の行動を決めておかないと、家族はバラバラになりかねません。災害時気をつけなければならないのは、悲しいですが人による事件です。
東日本大震災にも、被災地での略奪事件や暴力事件などが発生しています。災害による被害だけではなく、人による2次被害も発生する可能性があるからこそ、いち早く家族と合流する必要があります。
災害時のことをあらかじめきめておく場合、最低限以下の3点を決めておく必要があります。
危険な場所を把握するためハザードマップを用意しておく
なぜハザードマップを用意しておく必要があるかというと、避難経路を確認するためです。
例えば、台風により近くの河川が氾濫してしまった場合、何も考えず避難した際に危険なルートを通り川にのまれてしまうという最悪な状態。
避難する際は、ハザードマップを確認し、どこが危ないのかをチェックしておく必要があります。
現在住んでいる地名によってその地のことがわかる場合があります。
地名に、〇〇台や〇〇ヶ原というような名前になっている地域は人工的に作られた地域であることが多く、地すべりや液状化が起きやすい地域の可能性があります。
また、窪がつく地名は豪雨の際に水がたまりやすいなど、今でこそ整備されているものの整備される前は災害時にひどい災害に見舞われたと言うような地域である可能性もあります。
自分の住んでいる地域の名称をチェックしてどういう災害に弱いのかをあらかじめ把握しておくと、いざというときの保険になるかもしれません。
集合場所に集まる条件を決めておく
ハザードマップで危険ルートを把握した後、今度はどこへ集まるかを決めなければいけません。多くの場合、近くの学校が広域避難場所に指定されているかもしれません。
広域避難場所であれば、安全性が保証されている場所が行政で指定している場所なので安全性については信頼できます。
情報のやり取りをする準備をしておく
そして、集合場所を決めるということができれば今度は情報の共有方法です。
現在はLINEという便利なアイテムはありますが、これっきしに頼りすぎると緊急時にLINEを使う方々でサーバーがダウンした際に連絡手段がなくなってしまいます。
そのために利用したいのが、インターネットプロバイダが提供するマイページの伝言板や、NTTが提供している災害時用伝言板
これらのサービスは、入力できる文字制限があったり画像を送れなかったりと日常使いは厳しいものがありますが、LINEの用に情報が集中したサービスと違い確実に安否情報などを残すためにあります。
情報量が少ないのでサーバーがパンクするリスクヘッジにもなっており、確実に安否情報や集合場所を残すことが可能です。
今でこそ回線が太くなったとはいえ、あくまで最終的なデータのやり取りはサービスを提供している業者のサーバーになり、サーバーダウンの可能性を回避するためにあらかじめいくつかの伝言板を利用するなどの対処をしておくことでリスクヘッジができます。
災害用伝言板の使い方
- 災害用伝言板をブックマークしておく。こちらから
-
伝言板に自分の電話番号を入力しておく。
-
登録するをクリックします。
-
名前はひらがなで入力し、安否情報にチェックを入れ、補足文を記載して登録を押しましょう。
注意点
電話番号を知っていれば誰でも見れてしまいますので、個人情報の記載は控えましょう。
防災のために意識していること
ここまで、防災の為に知っておくべきことについてお話しましたが、ここからは準備しておくべきことについてご紹介します。
ちなみに、GUARDメンバーが日頃意識していることはなにか聞いてみたところ以下のような対策をしている、検討しているという声をいただきました。
空気を入れてマットレスにするものですね。このマットレスはキャンプでも活用できそうなので、備蓄品として購入しておき避難生活が必要になった場合に利用しても良さそうです。
特に避難所生活になるとマットレスが容易できないため、ダンボールを敷いてそこで寝ることもあるようです。
避難所での生活ストレスと睡眠不足が重なると体力を著しく消耗しますので、睡眠をどのように確保するかというのは重要です。
私は必要最低限の物をポーチに入れて持ち歩いています。
ポーチには、以下のものを入れています。
- ティッシュ
- 絆創膏
- モバイルバッテリー
- 小銭(ラップに包んだ状態)
- 電話番号メモ
- 飴玉
- 冬はカイロ
家でも対策してて、防災用品は
- 水
- ライト
- ラジオ
- ペットシーツ
- ラップ
ペットシーツは、断水になってしまった時の対策のために用意してます!
ラップは、皿を汚さずに使えるのでラップは常に多めに備蓄しています。
黒田さんは、メンバーの中で特に防災意識が高く様々な対策をされていました。
ラップは日用品ですが、多めにストックをとっておくだけでいざという時に役に立ちますね。
東日本大震災のときは、1ヶ月~1ヶ月半程度断水が続いた地域もあったようなので、これだけ備えをしていても実際本格的な断水となると足りません。
そんなときに便利なのが浄水ボトル
2リットルペットボトル1本分に満たないサイズに対して380リットルもの水を浄水することができます。お風呂水や川の水などを飲水に浄水できます。
災害時、通信インフラの要になるスマホ。個人的には、電気不通に陥った時やいざというときに困らないためにも、スマホ充電ツールは防災グッズとして備えたいですね。なかでも、最近は「コンパクトソーラーパネル」はよくチェックしてます。
被災地では、電源が限られます。また避難所での生活などになると、コンセントの数も有限なので電源が確保できないと厳しいですね。
また避難所生活となると、もう一つ懸念されるのが娯楽や情報がないということです。
スマホ1つで書籍から映画などのエンタメを楽しむことができますが、これらのコンテンツは多くのバッテリーを消耗します。そんなときソーラーパネルでの充電器があれば、安心してスマートフォンが使えますね。
被災した際は、仕事や家の状態、家族など多くのストレスと抱えます。だからこそ、エンタメでのストレスケアは重要だと思います。
私は、家が海と川の近くなので、津波の避難ハザードマップは勿論、大雨や台風などで川が氾濫した時に備えてのハザードマップも逐一チェックし、万が一の時は逃げられるよう準備しています。
ハザードマップにも、津波、土砂災害、洪水など様々なハザードマップがあるのでチェックするようにしています。
被災地から避難するときも要注意です。ハザードマップのチェックはスマホでどこからでもアクセスできます。可能であればスクリーンショットで保存しておくことで、災害時のサーバーダウンやパンクの際でも速やかにハザードマップを確認することができます。
災害対策で準備しておくべきもの
前半では、災害対策のために知っておくべきことについて触れましたが、ここからは準備しておくべきものについてお話したいと思います。
準備するべき物の種類
まず準備するべきものですが、2通り用意しておく必要があります。
- 一次避難用の非常袋/一刻も早く出てく必要がある場合
- 二次避難用の防災袋/避難所へ持っていき生活するための防災袋
なぜ2種類用意しておく必要があるかというと、家が今すぐ倒壊するかもしれないほどの大地震が来たときに、ガッツリ避難生活するための用品が入ったリュックを倉庫から出して避難できますか?という理由です。
非常袋は最低限の荷物のみにし、玄関に置いておき家からすぐ立ち退く際についでに持っていけるくらいの用品です。
それに対して、防災袋はとりあえずはその場をしのげたけど、これから避難所で一晩以上過ごすかもしれないというシチュエーションです。必然的に荷物が増えてしまいますので、避難用バッグとしてそのリュックを玄関に常においておくというのはあまり現実的ではありません。
そこで非常袋と防災袋を分ける必要があるというこです。
用意するものリスト
前述したとおりに、こちらのグッズはあくまでも一時しのぎのもの。
急いで危険から逃れることができ、かつ安全が確認できたら、避難袋を用意する必要があります。
カテゴリー 品名 携帯 持出 備蓄 メーカー バック 非常持ち出し品袋 ● 非常持ち出し品を収納して,玄関先などに置いておきましょう。 水 飲料水 ● ● ● 1人1日3リットルが目安です。3日分は備えましょう。う。
500mlの飲料水は普段からバッグなどにしておくと安心です。食 乾パン ● ● そのまま食べられるものはもちろん,お湯を入れるだけなど調理が簡単なものが便利です。3日分は備えましょう。
また,いつ起こるか分からない災害に備えて,アメやチョコレートなどを携帯しておくと安心です。缶詰 ● ● レトルト食品(ごはん・おかゆなど)・アルファ米 ● ● インスタントラーメン・カップみそ汁 ● ● アメ・チョコレートなどの携帯食 ● ● 給水用ポリタンク ● ポリタンクに日頃から水道水をためておくと災害時,生活用水に使えて便利です。 カセットコンロ・ボンベ ● 電気,ガスが不通のときの調理に便利。予備のボンベは多めに準備してください。 ラップフィルム ● 食器の上に敷けば洗う必要もありません。身体に巻けば保温に便利です。 紙皿・紙コップ・割り箸 ● 使い捨ての食器です。 情報 携帯ラジオ ● ● 災害情報を入手するために必要です。 予備の乾電池 ● 自然放電するため,消費期限に気をつけましょう。 筆記用具(メモ帳とペン) ● ● 避難場所などで活用できます。 油性マジック ● 伝言を書くことができます。 装備 ヘルメット・防災ずきん ● 落下物から頭などを守ります。 笛・ホイッスル ● 閉じ込められたときなど,場所を知らせます。 厚手の手袋 ● 倒壊した家屋,散乱した家財から手を守ります。 懐中電灯 ● ● できれば家族の人数分を用意しましょう。 長靴 ● 瓦礫などから足を保護するために。 運動靴 ● 避難の際に役立ちます。 道具 万能ナイフ類 ● 包丁の代わりになるほか,用途はいろいろ。 工具セット ● シャベル,バール,ノコギリ,ハンマーなど。家屋や家具の下敷きになった時の救出に使えます。 ほうき・ちりとり ● ガラスや倒壊物の除去に役立ちます。 ロープ(10メートル) ● 救助,避難ばしごの代用。体重を支えられる太さの物を。 衛生 マスク ※ ● ● ● 防寒用としても重要。 消毒液 ※ ● ● ● 流水で手洗いできない場合にもあると便利です。 ティッシュペーパー・ウェットティッシュ ※ ● ● ● ウェットティッシュは入浴できない災害時には体が拭けるなど重宝します。 救急 救急用品セット ● ● 救急セットには体温計※のほか,絆創膏や包帯など。その他ビタミン剤など日頃使っているサプリメントなどもあるとよいでしょう 処方箋の控え ● ● ● 胃腸薬・便秘薬・持病の薬 ● ● ● 毛抜き ● ● とげ抜き,ピンセットとしても使えます。 防寒 携帯用カイロ ● ● 寒い時の保温に便利です。 毛布(折りたためるもの) ● 寒い時期の防寒対策に必要です。 衣料品 下着・靴下 ● 衣類は動きやすいものを選びましょう。セーターなどの防寒具も寒い季節には役立ちます。雨具は両手が使え,作業しやすいものを。 長袖・長ズボン ● 雨具 ● ● 防寒用ジャケット・雨具 ● 汎用
・
あると便利簡易トイレ ● ● 凝固剤,吸収剤入りのものは臭いを抑えて便利。 ビニール袋 ● ● ● 大小合わせて10枚ほど。雨具や敷物,簡易トイレとしても使用可能。プライバシー保護のため透けないものを。 ビニールシート類 ● ● 被災家屋の応急処置や,屋外避難の際に便利です。 布粘着テープ・油性マジック ● 布粘着テープは,油性マジックを使ってメモに使用したり、ガラスの破片を取るときに利用します。 ライター・マッチ ● 調理用や暖房器具の火おこしなどに。 ローソク ● 電気がない,使えないときに長時間の明かりに。 ランタン ● ● 停電の夜にあかりがあると安心です。 タオル ● ● 汚れの拭取りやけがの手当て,下着の代用など汎用性あり。 安全ピン ● ● タオルを留めて下着の代用などに使えます。 ハンカチ(大判)・手ぬぐい ● 何かを包んだり,防寒対策としたり,何かと便利です。 出典:広島県 危機管理監 みんなで減災推進課/防災グッズ一覧
携帯/非常袋
表のうち、携帯は、非常用に当たるものです。玄関や避難口などの避難経路に置いておき、ついでに持っていける程度の量になります。
バックやリュックなどに入れておきてもかさばらないような、飴やチョコなどのお菓子やポケットティッシュ、常備薬などを日頃携帯しておけば、外出先で災害にあった場合でも安心なアイテムです。
荷物の許す範囲でなるべく緊急時に対応できるものを装備しておくと安心ですね。
非常袋は中身の充実度よりはどちらかといえば、すぐ持ち出せるというのが重要なもの。緊急時にささっと持っていくのにちょうどいい救急用アイテムとちょっとしたアイテムを入れておくのに丁度いいバッグもGUARDで開発しました。
持出/防災袋
持出は、安全がひとまず確保でき避難所へ行くときに持っていくべきものです。
これらは、大きめのバッグやリュックに入れて避難所での1泊~2泊はしのげるくらいは用意しておきたいところです。
簡易トイレ
そして表の中でも、案外持っていないものとして、簡易トイレ
避難先にトイレあるのに用意するのは面倒くさいというのが本音かもしれませんが、避難所ではトイレが混み合ったり、あるいは断水により使えないということもあります。
断水が起こった場合、仮設トイレを用意されることもありますが、避難所の人数に対して仮設トイレが圧倒的に足りず、我慢せざるを得ない状態におちいることも…
災害時のトイレ事情は実はかなり重要なもので、我慢しすぎてしまうことで、毒素を排出できず、体調を崩してしまうリスクが高まります。
水分補給>トイレ>食事くらい重要なことです。
情報の確保
電池とポケットラジオの準備
スマホでいいんじゃない?とお考えの方。スマホで現在はすべての情報が手に入るようになりました。しかしそのインフラが絶たれたらどうなるでしょうか。
スマホは便利な半面、電源の確保が難しい、回線のパンクによりネットが不安定などのデメリットもあります。
震災直後は情報の確保はかなり重要な要素ですが、スマホに依存するのは危険であるために、乾電池で長持ちするポケットラジオがおすすめです。
スマホと比べても電波帯域的にも長距離からの受信も可能なため、深刻な災害時でも電波を受信しやすいというメリットがあります。
備蓄品
備蓄品は、日常生活の中で習慣的に備蓄しておくべきものです。
この中でも特に意識していただきたいのが水の確保と、ビニール袋の確保です。
水の備蓄
水の備蓄は、簡単にできるはずですが、手間がかかるのでやっていない方も多いのではないでしょうか?
飲水
飲む用の水は、ペットボトルやポリタンクへ入れます。その際は水が表面張力で浮くまで入れた後にキャップをすることで、雑菌の混入を防ぐことができるのでも水の衛生状況を保って3~4日間は保存できます。
日本の水道水には、身体に害のない程度の塩素を入れているので衛生状況を保ったまま保存できますが、煮沸してしまった水は塩素が揮発してしまいますので、保存には適しません。必ず蛇口から出た水をそのままペットボトルへ入れるようにしましょう。
生活用水
飲水以外の水は、お風呂に水を張っておくことで対策ができます。断水によりトイレが流れない場合などにお風呂の水が重宝します。
一方でお風呂水には大量の雑菌が残ります。2日以上溜めて置くのは好ましく有りませんので、毎日交換しましょう。
雑菌の繁殖を抑える方法としては、重曹をひとつまみお風呂の残り湯に入れるのが有効です。静菌処理をしておくだけで、体の汚れの拭き取り用の水として利用することも可能です。ポイントは入浴後すぐに入れることです。
重曹には除菌作用は無く、あくまで菌の繁殖を抑えるだけなので、菌が少ないうちに重曹を入れる必要があります。
ビニール袋の備蓄
2020年に入ってから、ビニール袋が多くの店舗で有料化されました。
それに伴い、マイバッグを使うようになり、今まで家に有り余っていたビニール袋の備蓄がない方も増えているのではないでしょうか。
ビニール袋は、緊急時の雨具や敷物、汚れた衣類やゴミなどを入れる袋など様々な用途があるので備蓄しておきましょう。
まとめ
防災の日が近いといことで、このような記事を書かせていただきましたが、防災というのは常日頃意識しておくべきことです。
常に意識するのが難しいからこそ、意識しているうちに必要な防災グッズを揃え、いざというときにも動けるようにしておくことが重要です。
ハザードマップの確保や家族との情報のやり取り、集合場所を決めておくことと、必要なアイテムを揃えておくことで緊急時の生活も快適になります。
今一度防災対策ができているかを個人単位で把握しましょう。
用意しなければならないものは自宅にあるものが多いと思います。まず何があるか、ないのかをチェックしてみましょう。
またGUARDで用意できるアイテムもぜひ御覧ください。
防災対策では睡眠は特に大切にしたいと思っています。空気を入れるタイプの簡易マットレスがあれば避難生活をすることになった際疲れ切っている中、身体の負担は軽減されるのではないでしょうか?