こんにちは、SGCの拠点である ”湘南” では海が近いこともあり非常にジメジメした寝苦しい夜が続いています。
一方で新型コロナウィルスの猛威はいまだに衰えを知らず、いつになったら終息するのやら…とコロナ疲れしてしまいますよね。
しかし熱中症の怖さも忘れてはいけません。
厚生労働省が発表している2020年6月1日~7月5日間の熱中症による救急搬送人数は、全国男女合わせて4,790人。
参考:総務省消防庁/令和2年 都道府県別熱中症による救急搬送人員 前年同時期との比較新型コロナウィルスでマスクをすることは大切です。しかし高温多湿な場所でのマスク着用は熱中症のリスクをあげるので屋外で人と少なくとも2m以上の間隔を確保できる場合はマスクを外すことを推奨しています。
決してコロナウィルスに対する認識を甘くすることは許されません。とはいえ、コロナウィルス対策に惑わされマスクで熱中症になることは避けましょう。
厚生労働省:熱中症による死亡者数
熱中症予防をしよう
以下3点は、熱中症対策をする上で最低限必要なことです。
各項目別にお話していきます。
- 暑さを避ける
- 必要に応じてマスクを外す
- 水分補給
1.暑さを避ける
暑さを避ける為には、空調の効いた場所にいることが一番です。無理に外出はせずに自宅でエアコンを利用できれば熱中症対策だけではなく三密対策にもなります。
一方で空調のために部屋を閉め切りにした場合も三密を発生させてしまいます。適宜換気と温度調整を忘れないようにする必要があります。
また涼しい服装を心懸けることも大切です。
服装で暑さをしのぐ
例えば同じ綿素材でも「
空調を頼ることは勿論、着用する服によっては清涼感を得ることができるので、より効率的に熱中症対策が出来ます。他にも、
- シャツの下にインナーを着用
- 通気性の良い素材を選ぶ
この2点は意識すると清涼感が変わります。
シャツの下にインナーを着用
子供の頃によく親からインナーを着用するよう怒られていたのを思い出しました。
シャツの下にインナーを着用することで、汗がシャツに張り付きません。シャツが汗で身体に張り付いてしまうと、通気性が悪くなり汗がなかなか蒸発してくれません。
インナーを着用することで、汗を効率的に蒸発させ、蒸発した際の気化熱で清涼感を得ることが出来ます。
インナーを着用すると重ね着をしているようでかえって熱くなるのでは?と思っていたのですが、その逆でした。
インナーの着用をおすすめしたいです。
通気性の良い素材を着用
通気性の良さは、効率的に汗を蒸発させ気化熱で身体を冷やすために必要です。素材によって清涼感が変わってくるので、服を選ぶ際のポイントとしておさえてておきましょう。
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【リネン素材】
リネン素材は、吸汗性に優れているのは勿論ですが、ファッション性が高いアパレルも多いですね。リネン派の方曰くお手入れ次第では長く着用ができ、革製品のように長年愛用することでいい味がでるようです。
洗濯する際はネットに入れておしゃれ着洗を使うなどの配慮が必要です。
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【綿素材】
生地自体が柔らかく、肌触りが良いです。素材自体が強い為、洗濯を重ねても傷みにくいというメリットがあります。肌触りにこだわる方は綿がおすすめ。
吸汗性の高さから、しっかり洗わないと臭いが染み付いてしまいます。持ち前の生地耐久性を生かして洗濯はしっかり行いましょう。
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【レーヨン素材】
綿より更になめらかな触感。生地に清涼感があるので着用していて常に快適。シルクを人工的に作ろうとして出来た産物のようで、シルクのような質感があります。
洗濯機でジャバジャバ洗うことは出来ず、手洗いが基本でお手入れが若干難点。
必要に応じてマスクを外す
高温多湿の場所でのマスクを利用する場合は一度考え直してください。本当にいまはマスクを着用する必要がある?厚生労働省でも屋外の場合は周囲2mを確保出来ている場合はマスクを外すことを推奨しています。
またマスクを着用して負担のかかる作業や運動をはしないことをおすすめします。中国では、マスクを着用しながらの体育の授業で中学生が相次いで帰らぬ人となる事件が発生しています。
三密を避けつつ今の状況を見てマスクが不要な状況であればマスクを外すことを心がけましょう。
水分補給
喉が渇いてから水分補給をしているという方は要注意です。年齢や体質、持病などによっては喉が渇きと体内の水分量が比例しない方も一定数います。
喉が渇く頃には、もう熱中症の初期症状がでてしまう可能性もあるので、気づいたら一口、二口と水分補給をすることをおすすめします。
水分補給料の目安
水分補給は、必ずしも水を飲んだときだけではありません。食物を摂取した際の水分摂取量は全体の2~3割です。残りの7割を飲み物から摂取します。
一日に代謝される水分は2.4リットル前後とされていますが、そのうちの7割である1.68リットルを飲み物から摂取する必要があります。
動く量は人それぞれ違いますが、安静にしている方でおよそ1.2~1.5リットル程を目安に水分補給をしてください。
また汗を大量にかくと塩分も大量に流れてしまいます。塩分は生きる為に大切な要素です。スポーツドリンクなどを飲むなど調整が必要ですね。
ただし、スポーツドリンクなどはあくまでも汗をかく状況での補給が望ましいです。日常的にスポーツドリンクで水分補給をしていると糖分のとりすぎや塩分のとりすぎになる可能性があります。
オススメの暑さ回避術
最低限の熱中症対策についてお話しましたが、それ以外の方法についても少し触れてみたいと思います。
1.足を冷やす
足湯ならぬ、足冷水をする方法です。
保冷バッグに入れる冷却用のプレートをタオルで巻いて、足をプレートの上にのせる冷却方法。足は重力で血液とともに熱が停滞しやすいです。足を冷やすことで体温を冷ますことができます。
保冷プレートは、冷凍庫に入れることで何度も使用できるので非常にコストパフォマンスに優れた対処法です!
2.エアコンの室外機を冷やす
エアコンつけてるのに全然冷えない…と思っている方。多分ですが、室外機が熱々になっている可能性があります。
室外機に濡れタオルをのせることで、気化熱で室外機の温度が下がります。エアコンから出る冷気は実は室外機で作られているので室外機が日に当たる場所にある家庭であれば、室外機を冷やすことを考えましょう。
夏本番に向けてエアコンの試運転をしておく
エアコンは夏しか使わないという方も多いのではないでしょうか?しかしエアコンも電化製品なので何ヶ月も使っていない状態から突然本番運転をすると負荷がかかって壊れてしまうことがあります。
異常箇所が無いかの点検も兼ねて本来は6月くらいからエアコンの試運転をしておくのが理想
梅雨があけると一気に熱くなります。遅くても梅雨があける前までには試運転を!
万が一異常があった場合、夏本番になると家電量販店の繁忙期と重なり修理の時期や買い替えまでの工事が秋になるということもよくある話なので早めに回しておきましょう。
3.扇風機後ろに濡れタオルを設置
扇風機はあくまで空気を循環させているだけです。この循環させる空気を気化熱を利用して冷やす方法。
気化熱を利用した水タンクの水を利用した冷風機というものもがありますが、扇風機に濡れタオルを置くことで簡易冷風機になります。
ただし、気化熱で冷やすタイプは換気をしっかり行わないと部屋の湿度があがります。湿度が上がってしまうと体感温度が上がってしまうため、部屋の気温は下がっているのに涼しく感じなくなる可能性があります。
三密対策も兼ねて適度に換気をお忘れなく。
熱中症対策グッズ
熱中症対策をする上では自己管理が一番大切なのは言うまでも有りませんが、道具も熱中症対策としてぜひほしいところ。
- 手持ち扇風機
- 保冷バッグ
- 冷却タオル
1.手持ち扇風機
手持ち扇風機、一昨年まで使ってる方をあまり見かけなかったのですが、去年の夏はよく街中で手持ち扇風機を利用している方を目撃しました。(藤沢駅周辺)
充電はスマホの充電器が使用出来たり、外付けバッテリーで充電、給電しながら利用できたりと利便性も高いと感じます。
値段も1,000~3,000円程度と幅広い。
値段の違いはバッテリーの容量だったり、バッテリーを取り外してモバイルバッテリーに出来たりと機能によって金額が変わるようです。
2.保冷バッグ
身体を直接冷やすという荒業ですが、保冷剤をバッグに直接入れて身体を冷やすものです。
外出時になどに、熱くてたまらないときは、叩いて冷却が始まるタイプの冷却パックをバッグに忍ばせておけばひんやりと冷えるのではないと思います。
お口の恋人こと、ロッテ様が製造している瞬間冷却パック…
冷却パックをバッグに入れるのですが、、、
バッグの後ろに入れて…
胸がひんやり…
熱中症を疑ったら、一番早いのが直接冷やすことだと思います。
このチェストバッグは冷却パックを入れることを想定して作られています。
このような冷却パックが入るバッグを探してもエコバックのようなものばかりがヒットして身体を冷やすバッグはなかなか見つかりませんでした。
3.冷却タオル
濡らして絞るだけでひんやりするタオルがあります。他にも濡らさなくてもひんやり感じる接触冷感というタイプもあります。
ただ実際に冷えるのは濡らして絞る「瞬冷タイプ」がオススメです。この瞬冷タイプについては、気化熱を利用して強制的に冷却する方式をとっているので、とにかく冷えます。
まとめ
コロナウィルスも早くも第二波が訪れています。とはいえ、熱中症は、すぐさま生命に危機を及ぼす症状です。
コロナウィルスの感染を避けることと同様に熱中症を避けることも重要です。
特に高齢になれば、リスクも大きくなるので暑さから避ける行動と暑さに対処するグッズを活用して夏を乗り切りましょう。